めぐめぐのブログ4杯目

雑談メインのライフログです

原稿用紙1枚感想「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」

www.007.com

ダニエル・クレイグが演じる007の最終作。

007シリーズは過去の作品を数作TVで見るだけの認識しかなく今作を観に行くにあたって前作の「スペクター」を前日に見た程度での感想になります。

なのであくまで今作単体を観た感想になるのであしからず

良かったところ

陸海空街山島等ありとあらゆるシチュエーションでのアクションを詰め込んでアクション映画として飽きがなかったです。混戦は基本的に見づらくて好きではないのですがそういうこともなく良いカメラワークとアクションを堪能できました。

今回実質スペクターと併せての1本になるためメインのボンドガールの他にお色気担当のボンドガール(?)が出てきます。お色気を振りまきつつアクションも多彩でこの女優さんで一本007でも良かったかなぁと思いました。ちなみに日本語CVを水樹奈々が担当しており彼女のキャラを考えると良い配役だったと思います。

007の印象ってあくまでもクールなナイスガイだったのですが冷徹な中にも人間臭い部分がむき出しになっていて共感は正直出来ないんですが魅力あるキャラクターだったと思います。

最終作ということでなにもかも後腐れなく終わらせてしまう潔さは次の007へバトンタッチする意志を感じました。

うーん、だったところ

序盤で罠にひかかったのを恋人のせいにして弁明を聞くまでもなく別れてしまうところ。ボンドは心が弱いからと言うフォローが入っていましたがあまりにも人間不信すぎじゃないかと。5年後の再会からの盛り上がりをやりたいのは分かるけどすぐにくっつくところも含めて納得行かない。

ナノマシンとDNAを組み合わせたピンポイント細菌兵器と言う設定は面白かったのだけど取り扱いがガバガバでやばい兵器感があまりなかった。物語の重要なファクターなんだから丁寧な描写をして欲しかった

今回のラスボスもなんか情緒不安定で最終作のラスボスにしてはインパクトが・・・子供相手だとあまちゃんという設定は嫌いじゃないんだけどラストバトルの決め台詞が「お前がそうさせたんだぞ!」的な言い回しでもうちょっとどうにかならんかったのかと

 

3時間弱の長丁場でしたが良い作品だったと思います。未見の3作品も時間を取ってまた鑑賞しようかな