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宇多丸さん評「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の感想文

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毎回TVが絡んでくるアニメ映画は苦慮している宇多丸さんに回って来た鬼滅の刃の批評は決まった瞬間笑いながらも楽しみにしていました。

放送までの1週間に

情報なしの初見→原作読破、アニメ版マラソン→2回目→原作見直し

を自腹で行っており、毎回凄いなこの人、と思います。

そんな宇多丸さんのレビュー結果ですが

・映像:とても綺麗

・演出:クドい部分がある

・説明:過多

・音楽:最高

という事でした。バラして見ると評価が低いように見えますがどちらかと言うと高い評価で、原作漫画をTVアニメとしてアップデートさせた表現をそのまま映画にもってきたことによる弊害が見え隠れしていたと言うことでした。映画ファン視点の感想ですね。

我々アニヲタだと映像そのものの緻密さや動きのダイナミックさに目を取られやすいですが確かに30分単位では利点になる演出でも長尺の劇場では欠点になることはあります。実際に私も途中の繰り返し描写はバランスが悪いと思いました。

また、漫画だから許されるセリフ過多についてもアニメ、特に劇場では演出で描写する事が是とされていますのでそういった意見もうなずけました。

演出面ではシナリオのオリジナル描写はともかく例えば列車内の戦闘をトンネル内や、カーブ等のシーンでメリハリを付けても良かったのではと言う意見がありました。

ここはアニメ化のコンセプトにも関わる部分でもあるので、なんともし難い部分があるのかなと制作陣に同情はしつつ、今後の鬼滅シリーズには取り入れても良いアップデートの課題だとも思います。

リスナーの意見で「死を美化する事をPG12+で表現するのはどうなのか」というありました。

週刊少年漫画とは言っても元々ターゲットは中高生なので作品性を捻じ曲げるわけにも行きませんし、ここまで爆発的な流行をした作品に年齢制限を設けるのも興行的にも作品を楽しみにしていた人にも利点は無かったと思います。

逆に言えばそのためのPG12+で、何もストレートに死を美化しているとせず、仲間を尊ぶ気持ちとか自分勝手の行いは報いが来るのだという教訓として親や先生が指導すればいいのではないでしょうか。

そういった教材としても良い内容でもあるとおもいますよ、鬼滅の刃

 

個人的にはヴァイオレット・エヴァーガーデンも当たってほしかったですがそれは見事に外れて残念です。おジャ魔女とか当たったらどうすんだろ(そもそも入れないか)

amzn.to