現在放送中の「おっさん趣味を女子高生に変えてみた」シリーズ第○弾と揶揄して差し支えがないであろう「スーパーカブ」でツッコミが入り、本日トレンド入りしておりました。
中身は「原付二種は1年間は二人乗りは道路交通法違反なのでは?」と言うものです。
参考:バイクの二人乗りの条件。原付・子供は禁止?|チューリッヒ
結論から言えばそういった描写はフィクションであるため表現としてはNGだとは思っていません。言うてみれば尾崎豊の「盗んだバイクで走り出す」に近いもので彼女の心境が二人乗りにあらわれている部分ではあります。
原作に至っては具体的に胸中として描かれている部分だそうです。
なので問題はないと思っていますがこうやって突っ込まれるアニメスタッフ陣の脇の甘さには苦言(偉そう)を言いたい。
TwitterのTL上にはマジなのかフザケているのか分かりませんがコナンの電動ボードやヤンキー漫画の描写を挙げていますが、あんなものは見ただけで演出と分かるもので説明するまでもありません。
変わってスーパーカブ、とりわけアニメ版に関して言えば本田技研の協力を得てアニメ上でカブを細かに再現したり山梨の町並みを忠実に描写するなどリアル志向に偏っています。
ならば作品のリアルを支えている交通のルールについては細心の注意を払うべきであると考えます。
注意を払うと言っても別に違反していることを描写するなと言うわけではありません。作中で本来は違反であるが演出上表現している旨を明言していれば良いのです。
そして実際に乗る際は道路交通法に準じてくださいと注意喚起をすれば良いだけです。
ですが残念ながら作中を見直してもそう言ったものはありませんでした。それではカブ警察に直撃されても返す言葉もなく「そういうところじゃなくて作品の空気を楽しんでねぇ」と言う弱々しい返しになってしまうのではないでしょうか。
そのあたりは「ゆるキャン」「ヤマノススメ」がとても気にして実践している部分です。少しは先人の知恵を学ぶべきだと思います。
配信版やBDなどには最後にテロップを入れれば良いだけの話なので、あまり脇の甘いところを見せないようにしていただければと思います。
長々書きましたがスーパーカブは毎週楽しみに見ているのでくだらねぇ事を言ってくる連中を意に返さない配慮を今後はおねがいします。