めぐめぐのブログ4杯目

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原稿用紙1枚感想「THE GUILTY/ギルティ」

guilty-movie.jp

舞台が緊急コールセンターのみのワンシチュエーションムービーでありながら電話先から聞こえる音だけでその状況をありありと描写する事で公開当時かなり話題になった作品です。

気にはなっていたのですが先日PrimeVideoで見られるようになったのを期に視聴しました。

まず家庭のTVで視聴し限りでも臨場感はありありと出ておりそれだけで素晴らしい作品だと感じます。劇場の音響でぜひ体験したかった。機会があったら暗くしてヘッドホンで視聴し直したほうがより楽しめるかも知れません。極論、映像は見なくても成立する作品。

音だけを頼りに事件を追っていく形で立ち位置は主人公と同じ目線、だが時折入っていくる同僚や上司とのやり取りから徐々に見えてくる主人公についての情報は観客サイドからのみの目線。都合2つの目線で物語は進行していきます。

最終的に2つの目線は一つの結論へと集約されていくのですが1回目だけではなかなか分からない部分が多いです。全てを理解した上でもう一度みたらおそらく全く違う作品になっている、そんな気がします。

そういう意味ではもう一度見る必要があるかなと感じています。

一度目の感想はあくまで「正しいと思いこむことの怖さ」が見事に描けています。途中からなんとなくそんな気もしたぐらいには王道な流れとも言えますが多分それすらも監督の計算のうちなんじゃないかな。

90分と見やすい作品時間なのでおすすめです。さて、2回目はいつ観ようかな。