めぐめぐのブログ4杯目

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原稿用紙一枚感想「見えない目撃者」

gaga.ne.jp

視聴:PrimeVideo

この映画は誘拐事件かも知れない一つの疑いを3人の視点で追っていくことで物語が進んで行きます

1人は過去に単独事故で弟を亡くした、盲目の元女性警察官

1人は無関心な両親の元で育ち、自分が見えない少年

1人は1年後に退職を迎えた事件担当の老刑事

老刑事の方は勝手に1人で進んでいくので省きますが元女性警察官と少年のはじめはイヤイヤ付き合っていた少年が徐々に心を開いて積極的に手伝うようになっていくバディものの展開やお互いがお互いに無い強い部分を感じて最後は前に一歩進む終わり方はとても良かった。

事件も現役警察官よりも鋭い調査能力を発揮して犯人像をあぶり出していく展開は多少強引ではあるものの徐々に分かる真犯人の実像はサスペンスものとしても面白かったです。

ただし、それは犯人が分かるまでで分かった後の結末までの展開がどうにも納得が行きませんでした。

子供の頃に開花した信仰めいた異常性癖による犯行でした、で良いのに更に人が殺せれば何でも良いシリアルキラーでしたみたいな下りは「じゃぁ今までやっていた儀式めいたやつはなんなん?」と突っ込みたくなります。

主要人物がどう見てもアクション系じゃないんだから無理して人をバンバン殺したり犯人との対決シーンとかいらんでしょ。

B級アクションのラストシーンを邦画に落とし込んでも面白さが半減以下になるだけなのでよほど必然性が無い限りはやめたほうが良いです。

それでも最後の展開以外は楽しめたし救出された女の子との会話はお互い救われたなぁと思えたので悪くない映画でした。アクションシーンは本当にいらなかった