めぐめぐのブログ4杯目

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原稿用紙1枚感想「ファイナルプラン」

happinet-phantom.com

原題の「Honest Thief」(直訳:正直な泥棒)の方がまだシックリ来るのだがインパクトとしては邦題の方が集客・・・どっちも同じか。

爆破で銀行強盗をしていた男が愛する女性のために過去を精算しようとしたらカネに目がくらんだぼんくら刑事のせいですったもんだのボムアクション!と言いたいところだけど言うほど爆弾は出てきませんでした、残念。

銀行強盗になった経緯が父親の勤めていた会社社長が退職金を横領した為に不幸になりその復習のために社長の金を銀行から取り戻したは良いけどこれっぽっちの金のために自分の父親が不幸になった虚しさと緻密な爆弾での強盗の快感に取り憑かれてしまった、なのですが強盗を麻薬に置き換えると色々スッキリしました。

基本的に突っ込みどころしかない作品で、みんなその時の感情で動いているよね。

金に目がくらんだ警察官二人組の一人はパパなんだけど10億近い大金を唐突に持っていったら奥さんに怪しまれるだけだろ、とか犯罪の精算がしたいのに結局復讐に燃える逆上型主人公とか、なんか良くわからんが全面的に受け入れるヒロインとか・・・犬だけが癒やしだったよ。

主演のリーアムのアクションありきの脚本だとありありと分かる作品でしたが不思議と「つまらなかった」ではなかったのは不思議でどこか腑に落ちる部分があったのかなぁ。いえ「面白かった」訳でもないのですがね。