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PV冒頭の台詞「世の中にはすぐに分かるものとすぐには分からないものがある」がこの作品のすべてを物語っているのではないかと思います。
それはお茶の作法だったり、自分の生き方だったり、相手との距離感だったり、「お茶のお稽古」と言う今では非日常の作法を通して面白おかしく、ゆったりと24年を描いていく、ただそれだけの物語。
ただその中で描かれるのは悩んで生きた人ほど自分のことと置き換えながら鑑賞ができたと思います。私はそこまで中身の濃い人生ではないのでおそらく半分も実感できていないと思いますが心のなかに染みるように想いが入ってきました。
樹木希林の遺作ではないですが彼女の役者としての力強さをまざまざと見せつけられました。邦画をあまり見ない私としてはどうしても正月のフジカラーCMの女優さんのイメージが未だに抜けていないので。
それでもお茶の先生として年老いた役として冒頭から登場し、その24年間の歳の変化をしっかり演じていたのは分かりました。いまだに泥棒家族を見ていないのでそちらの樹木希林も堪能してみたいものです。
最近邦画ばかり何故か見ているので時々は洋画見ますかね・・・って何見ればいいかな。ギフトは冒頭で合わなかったのでやめてしまった。