めぐめぐのブログ4杯目

雑談メインのライフログです

東京オリンピックとは一体なんなのかを改めて考える機会なのかもしれないと感じた記事

www.nikkei.com

東京オリンピック開催を冷めた目で見ている私が感じていたものがほぼこの記事に詰まっていたのでブクマ代わりに紹介。

実際の執行機関である組織委のトップに据えたのは、昭和の臭いがプンプンする、旧来の利益誘導型の政治家でした。人脈やコネ、貸し借りなどを使った根回しによって物事を関係者だけで決定し、利益は限られた狭いサークルに分配していく。村社会感が全開の過去のやり方をなぞっただけに感じました。そもそも、どのようにこの人事が決定したのか、その経緯も密室そのものです。かくして、五輪は「復興五輪」などとは名ばかりの利害関係者だけの関心事となり、大会が終われば赤字を垂れ流すだけの無計画な施設が次々造られ、開催に関わる経費は莫大な金額に膨れ上がりました。

読み応えのある記事なのでぜひすべて読んでいただきたいと思いますが特筆すべき部分はここに集約されていると思います。

もっと遡れば誘致自体に疑惑が残る東京オリンピックは外面だけは綺麗に着飾っているものの隙間からは醜悪なものが見え隠れしていました。

そして決まったとなればそれをあけっぴろげにした上に、当然のように押し進める利権構造の下の下をこの10年近く見せられた気がします。

大会が延期されたことで「誰かのため」ではなく「私のため」が誰の目にも明らかな状態になり、その怠慢が森さんの今回の不用意な発言と周りの対応につながっていると思います。

橋本聖子さんが次の会長になることで大きな変革があるとは正直思っていませんがそれでも未来が見えるものであってくれれば嬉しいです。