「ヤマハ」と言うとおそらく一般的には
・楽器
・バイク
がイメージされる企業だと思うのですが我々の業界(IT系)では
・高性能ネットワーク機器
が常識です(主観バリ)
特にルーターが有名でしてセキュリティルーターからVPN接続機、VoIP端末まで利用用途は様々です。個人的には5年経過しても壊れているのを見たことがほとんど無いので安心感があると定評です。
そんなヤマハが今年の8月から検定試験なるものをはじめました。目的は試験学習を通じてネットワークの知識を深める為だと思いますがあらたなビジネスチャンスにはもってこいだったと思います。
で、この年末になって急に弊社でも受けるやつ出てこいやー!受かったときだけ受験料を負担してやるぜ!とお触れが出ました。
毎年1回はIT系の試験を受けていましたがよく考えたら今年はノータッチだったので軽い気持ちで手を上げた・・・までは良かったのですが始まったばかりで過去問題集なんてものはまったくなくヤマハがここから問題を出しますとアナウンスしている「ヤマハルーターでつくるインターネットVPN [第5版] 」を丸々覚える羽目になりました。
正確に言うと会社にあった同書籍の第4版を使ったので更に手探りでの試験勉強と相成りました。
今回受験をしたのは「RTXルーター検定 for VPN」と言うVPN(仮想プライベートネットワーク)の構築を目的とした検定で弊社ではVPNといえばYAMAHAというぐらい重宝しています。
手探りで、と言っても10年以上案件がアレば弄っているYAMAHAルーターですから設定内容を軸に理解を深めるための深堀りでなんとかなりました。
問題は設定とあまり関係ない基本的な知識(特に専門用語)でこれはもうテキストを何度も読み直すという地味な作業を約1ヶ月繰り返しました。
手応えがあるだかないだかわからない内に年内受験必須と言われて先日受けてきました。
結果的には合格しましたが最後まで落ち着かない試験でしたね。特段難しいというわけではないのですが何を中心に勉強すれば効率が良いかと言われれば
・Configを書き出してその構文と何を行っているかの中身の理解
・通信を始める前段階のやり取りの理解(SAと呼ばれる2つの通信経路)
・4つの通信手段(IPsec、PPTP、L2TP、IPIP)の違いの理解
・ルーター機種ごとに出来ること出来ないことの理解
・その他、用語の理解
と、結局テキストをある程度覚えるしか無いのかなぁと思いました。
あとGUIに関する質問は1,2問しか出なかったのでCUIに集中するというのも手かもしれませんが私の時がそうだっただけなのであくまで参考程度に
以上、年末のイベントを無事終えたので報告を兼ねての感想でした。