視聴メディア:Netflix
幼少の頃、高機能自閉症だった主人公を専門のケアではなく軍職の父親が叩き込んだスパルタを受けた主人公は立派な殺し屋になりました。
表の顔は会計コンサルタント(闇)な彼はいわゆるナーメテーター系主人公になります。
作品を進行させる主軸のストーリーは正直どうでも良かったです。
面白かったのは徐々に明らかになっていくキャラクターの相関関係。
この作品は大きく分けて
A:主人公とヒロイン
B:主人公の招待を追う国家組織
C:悪いことをしている闇の組織
の3つのグループ帯で話が進行します。
そのうちCはほぼ物語を進行させるための装置です。
幼少時代のシーンを時折フラッシュバックのように挿入しつつ彼の成り立ちと人間関係を描写、組織内の職員を脅迫をしてまでも執拗に主人公の正体を追う彼の本心を主軸に登場キャラクターの関係性が徐々に変わっていく描写を楽しむ作品かなと思います。
また、幼少時に気になるキャラクターが出てくるのですが終盤で登場、面白い結末を迎えます。特に最後のオチでのネタバラシには「おぉ、そうだったか!」と思わず手を叩いてしまいました。気づく人は多分すぐに気が付きますが私は気が付かずに最後に驚いた部類です。
自閉症を取り扱っている作品でも有りポジティブなメッセージを発信しているのですがうまく評価ができないのでここではノーコメントとしておきます。
ですが「理解できないのではなく理解する方法をあなたが知らないだけかも知れない」と言う言葉は深いなと思いました。