めぐめぐのブログ4杯目

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仕事の流儀「庵野秀明スペシャル」を見ての雑感

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本人が「プロフェッショナル」と言うタイトルが嫌いとのことで使うのは避けますが庵野秀明と言うクリエーターの執念と責任を魅せられた75分でした。

宮崎駿にしても富野由悠季にしてもなんなら手塚治虫にしても個性(パーソナリティ)が強烈でそれ故にすごい作品を世に送り届けていた訳ですが庵野秀明もやはりその一人でした。クリエーターとしてはいて欲しい人材ですが同じ職場のトップにはなって欲しくない(笑)

確かに「プロ」ではあるのですがサラリーマン的なものではなく。根幹にあるのは何かを産み出すために周りや何なら自分自身をも贄に差し出す傲慢さと執着心。強烈なエゴイズムが25年ものの間、多くの人を惹きつけた作品を作り上げているのだなぁと感じずに入られませんでした。

そしてそれを許して最後まで付き合う多くのスタッフの方々、畑違いも甚だしいのでその真意たるや番組内で聞かれる少ないコメントの中でしか想像できませんが、作品同様惹きつける何かが彼にはあるのでしょうね。いや、ホントに分かんないけど(笑)

シンエヴァの考察には必ずと言っていいほど奥さんである安野モヨコさんが出てきますが彼女からみる庵野秀明像とラストのお二人のカットを見るに互いを支え合って今があるんだなぁとしみじみ思いました。

今後庵野秀明監督がアニメーション作品を陣頭指揮を取って作るかどうかは正直わかりません。年齢的にもカラーの社長業に徹して次世代のクリエーター育成の土台を作るというものありなのかもしれませんが何年かして唐突にでかい花火を打ち上げそうな、そんな気もします。