めぐめぐのブログ4杯目

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原稿用紙1枚感想「プリンセス・プリンシパル Crown Handler」

pripri-anime.jp

約1ヶ月遅れの秋田での上映で、気がついたらやっていました。上映予定リストに入れておいてよね、TOHOシネマさん。

2017年に放送された同名タイトルのTVAの続編で当然ながら各種設定等TVAを知らないと置いてきぼりになるので履修必須の作品になります。

上映形態も1本50分作品を6本なので1クール作品をTVではなく劇場で流すような形です。

制作がアクタスバンダイ絡みなのでガルパン最終章と同じ系譜ですね。あちらに比べると上映ペースは早そうなのが救いです。

可愛い女の子だらけの絵柄ですがスパイ組織、王家の陰謀、壁で隔たれた旧ドイツを思わせる社会構造、等内容は結構ハードです。

皇女との入れ替わりがテーマの一つですが夢見るものは一切なくただひたすら暗部を突きつけたものになっていてTVAシリーズはかなり見ごたえのある作品でした。

劇場版は最終話直後から始まっておりTVAシリーズでは志だけであった「女王になる」と言う最終的なテーマが深堀りされていく形になっていくと思います。

第一章では嘘をつき続けること(本当は姫ではないこと、実は姫であること)へのリスクをあらためて投げかける事でテーマの障害が考えている以上に高い事を示唆しているところから始まります。

スパイものにありがちなトリックや駆け引きはあまり重きにされていない印象ですが、その分キャラクター描写に重きを置いているので丁寧な作りに変わりはないと思いました。

あと先日日本アカデミー対象で受賞された梶浦由記さんが音楽を担当されているのでその部分でも深みを感じます。梶浦さんといえば最近はA1Picture御用達な感じなのでバンダイ系列なのはレアなのも一役買っている部分もあるかもしれませんね。

まとめ

作品として見た時は求めていた続編をしっかりやっているので今後が楽しみですがわざわざ劇場まで足をはこんで1400円を払い続けるほどかと言うと悩みどころでDアニメあたりに来たらでも良いのかなぁと言う感じです。