めぐめぐのブログ4杯目

雑談メインのライフログです

森会長が「そこだけ切り取って以下略」と言うから全文を読んだら余計駄目だった

www3.nhk.or.jp女性蔑視と取られる発言をしたことでバッシングを受けている森会長の件。報道によっては捉え方が違う感じなので日刊スポーツが掲載した全文を読んでみました
www.nikkansports.com

第一印象は「おじいちゃんの与太話が永遠と続いて苦痛」でした。昔戦争経験のあるおじいちゃんに武勇伝を1時間半聞かされた虚無感をふと思い出しました。

音声化するとまた違ったりするんでしょうかね。

そんな中で問題の一文をパートで切り取ってみると

これはテレビがあるからやりにくいんだが、女性理事を4割というのは、女性がたくさん入っている理事会、理事会は時間がかかります。これもうちの恥を言います。ラグビー協会は倍の時間がかかる。女性がいま5人か。女性は競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分もやらなきゃいけないと思うんでしょうね、それでみんな発言されるんです。結局、女性はそういう、あまり私が言うと、これはまた悪口を言ったと書かれるが、必ずしも数で増やす場合は、時間も規制しないとなかなか終わらないと困る。そんなこともあります。

私どもの組織委にも、女性は何人いますか。7人くらいおられるが、みんなわきまえておられる。みんな競技団体のご出身で、国際的に大きな場所を踏んでおられる方ばかり、ですからお話もきちんとした的を射た、そういうご発言されていたばかりです。

 てっきり前後に何かつながるものでもあったのかと思いましたが唐突に主観による「女性ってやつは・・・」がぶっこまれて話が戻ると言う「日々思っている私の思う女性の特徴」をだだ漏れしただけの言葉でした。

これ養護するところ無いでしょ。報道によっては前後に何かあって全体で見ると良いことを言っているように要約していますが全文のほうが明らかに性質が悪いやつでした。

更に切り込めば「他所様の女性会員は駄目だけどうちの女性会員は素晴らしい」と女性を利用した自己称賛に取れます。ちょっと穿った言い方ですが今回の全文やいつもニュースで見る森会長の発言を聞いていればそんな印象になるのもしょうがないかなと思っています。

今回の件とは関係ありませんが

簡単に来年に延ばせばいいとか、フランスに変わってもらえばいいとか、4年後でいいんじゃないかとかですね、そういう無責任なことを言う人たちがスポーツ評論家の中にもあるというのは、何なのかなあと。学問をやっているようだけど神髄がわかってない人たちがある。これを1年延ばして、皆さんに大変ご迷惑を掛けました。特にアスリートの皆さんにご迷惑を掛けた。しかし、これを延ばすことによって今、公表されてますが(追加で)3000億のお金がかかりました。したがって(延期前が)1兆3500億円でしたかな。それが予算が(合計)1兆6500億円まで広がったわけです。これを東京都と私どもが折半します。国が出すのはパラリンピックだけでありますので1500億。これはそのままになります

金額面で他を批判する前に自分たちが如何に人を騙して予算を膨らませていったかを考えてみて欲しい。そういう意見が出るのはコロナだからではなくてそう言ったやったもん勝ちを体現した今までの経緯そのものにあることを理解して欲しい。

と言っても、森会長は片田舎の縁側でテレビに向かってボヤくから済む発言を公の場で言ってそれが駄目なことだとは思っていないので今後も止まることは無いでしょう。

www.tbsradio.jp

釈明会見も周りが騒いでいるから形だけやっとけば良いというのがありありと出ていますし。

森会長に限らず人間はどんどん思考が凝り固まってしまうのだから今更考えを改めろと言うのは無理です。だから私達としては退場していただき田舎の縁側で「昔は・・・」と余生を過ごしていただきたい。

取り巻きの方々、イエスマンだけでいるのが取り巻きの仕事じゃないんですよ・・・