めぐめぐのブログ4杯目

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原稿用紙一枚感想「へレディタリー 継承」

hereditary-movie.jp

視聴媒体:Netflix

公開当初映画ファンから絶賛の評価をされていた作品でしたが田舎だとリアルタイムじゃどこも上映していない、気がついたら上映していたけど明日で終わりですみたいな状態で見られずにいましたがネットフリックスにめでたく登録されたので鑑賞。

最後の最後で事実が分かるタイプの作品で一度通して見たあとにもう一度見直すと色々検証が出来るホラー映画です。

最近のホラー系にありがちな登場人物が精神的疾患持ちなので今見せられているのが事実なのか妄想なのか分からない作りになっています。

正直オチを見せられたあとでも5分ぐらいの追加映像でいくらでもひっくり返せるので深く考察せずに「あぁそうなんだ」ぐらいな心持ちで受け止めるのが良いのかなと思います。

事前感想でハードルが上がりすぎていたせいか絶賛とまでは行きませんでした。

欧米圏だから同調出来る部分が核にはあってアジア圏だと知識レベルになってしまうのが原因なのかもしれません。

ただホラー映画を何本か見ている人だと、どことなくお約束な展開に緊張しながら色々考えますし、家族に起こる様々な出来事が胃にキリキリする所など、飽きのこない展開はのおかげで始終楽しく(?)見ることが出来ました。

特に主役の職業がミニチュアハウスの製作で、作中では展示会用に自分の家などを精巧に作っています。

時折出てくる制作風景で何かを暗喩しているようにみせる演出は前述の事実なのか虚構なのか分からなくなる構図のエッセンスとして機能していて良かったと思います。

120分尺でしたがすんなりと見終ることが出来ました。

TV鑑賞だったので映画館で実感できたであろう「音」の作り込みが楽しめなかったのは残念です。ヘッドフォンで鑑賞すれば少しは違うのかな?