めぐめぐのブログ4杯目

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原稿用紙一枚感想「チェンソーマン」

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ファイアパンチが連載されていたときはあまりにも独特な世界観で賛否両論でしたが今やMAPPAでアニメ化が決まる程に成長しましたのチェンソーマンです。

最近の少年ジャンプは鬼滅の刃を始めエゲツない内容の作品が立て続けにヒットしていますね。

未だブレイク中の呪術廻戦も人の生死はエゲツないですし、ヒロアカも大夫きっつい展開になってきました。確かにデスノートとか以前からダークヒーロー系やエゲツない作品を何本も排出はしていますがここ4,5年かなり顕著な気がします。

陰鬱な日本の世相を反映しているのでしょうか(違

ちなみに鬼滅の刃、呪術廻戦、チェンソーマンえげつなさとか救いの無さ加減を比較すると

鬼滅の刃<<<<<呪術廻戦<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<チェンソーマン

で圧倒的にチェンソーマンじゃないかなと思います。呪術廻戦はまだ終わってないのでこれからチェンソーマンを超えるデビルマン的展開も十分ありますがとりあえずの比較で。

この作品はメインのキャラクターがぶっ飛んでいてそれがブラックコメディとして成立していた部分があるのですが物語が進んでいくに連れそれがなりを潜めていき救いのない展開のみが顔を出していきます。

ただ急に変わるのではなくコメディとシリアスの分配率をいい塩梅に変化させていくあたりは作者の構成力の妙ですね。

基本的に登場人物が容赦なく死ぬ作品なのでジャンプ理論はほぼ通用しません。「この戦いが終わったら結婚するんだ」フラグはバンバン立てるので「あぁ、このあと死ぬんだなぁ」とは思いますが死に様も作者の慈悲はありません。

そんな訳で正直人を選ぶ作品な気がします。シナリオをちゃんと作り込んだホラーやサスペンスものが好きな人は楽しめると思います。

ラスト15話ぐらいは本当に救いがない展開で作者的には前述したデビルマンを目指したのかなぁと思うぐらいには衝撃的で無慈悲です。

オチも賛否両論が起きそうな内容でビジュアル的には問題がないのですがちょっとでも想像力を働かせるとかなりグロいので安易に他の人に勧められないのがとても残念。

でも面白い作品でした。

ジャンププラスで第二部をやるようですがやらんでも良いです。ここで終わらせるのが一番じゃね?