めぐめぐのブログ4杯目

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原稿用紙一枚感想「ザ・ファブル」

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一流の殺し屋が1年間の休業を命じられるが休業先でヤクザの身内抗争に巻き込まれ擦ったもんだになる話

巷の噂で「岡田准一のアクションが凄い」や「アクションシーンがハリウッド並み」があったので見てみました。

アクションは確かに凄かったです。ハリウッド並みかは分かりませんでしたがよく動いていて観ていて飽きずに鑑賞出来ました。邦画特有の無駄に暗くてよく見えないと言うことも無くゴチャゴチャしたシーンも少なかったと思います。

個人的にはどんなに金が掛かっているアクションも何やっているか分からない作りは全否定するので(生理的に睡魔が襲ってくる)、お酒を引っ掛けたながら鑑賞していたにも関わらず全編見れたのはそれだけで評価したいと思います。

それとは裏腹に脚本がとっ散らかっていたのは残念だと思いました。

何がしたいかとか何をやっているかなどはそもそもの話が明確なので分かるのですがそこにあぐらをかいているのか話流れに纏まりがないと言うか厚みが感じられませんでした。

ただ登場人物が出て来てこうしたい、こうしますと紹介があって話だけが進んでいって登場人物に深みを持たせるシーンが全くないのがある意味凄い才能だなと思いました。話は通して見て見終わったなと思うのですが記憶に一切残らない感じですね。

その場限りのエンターテイメントとしての意図が監督にあるのなら一定以上の見応えはあるので意図通りですがまさかそんなこともないと思うので作り込みが甘いと言わざる得ないですね。

アクションが決して悪くないだけにもったいない作品だとは思いました。

プライムビデオなので三が日の暇つぶしにはもってこいだと思います。