まだリンクは有りませんがこちらで書き起こしが見られると思います。またPodCastでも配信中なので興味のある方はアフターシックスジャンクションの12月11日分で確認して下さい。
宇多丸さんは毎週公開中の映画を1本ガチャガチャを使ってレビューをしています。しっかりとしたレビューをする為に関係資料を読み漁る方なので個人的な感想だとしても説得力があり作品選定の参考にさせていただいています。
先週当作品が決まった時に当人は拒否反応を起こしていましたが視聴者側の私からしたらとても楽しみでした。というのも宇多丸さんは共同監督の山崎貴氏の作品とは相性が悪いからです。
そんな経緯もありおそらくあまり良い評価はしないだろうなと思ってはいたのですが想像を斜め上行く叩きっぷりでした。あそこまで駄作認定している宇多丸さんは年に一回あるかないかぐらいです。
具体的に色々指摘はされていましたが印象に残ったのは
・前作で大人のび太がドラえもんがいなくてもしっかり成長した姿を見せたのに今作で全て台無しにしている
・しずかちゃんの言動が聖人君主を超えたが気持ち悪いものになっている
・小説版のあとがきを読むと、このシチュエーションをやりたいが為のつじつま合わせが分かり作品を作るつもりがない
の部分でしょうか。
私も山崎氏の作品はALLWAYSやYAMATOのあたりからたとえ地上波放送があったとしても見ないぐらいには合わない監督でそれ以降の作品のレビューを見てもそのころから微動たりとも変わっていないと思っております。
あの人はそれなりに売れる商品は作るけど愛のある作品を作る気はない人だと思っています。
配給会社としてはコンスタントに売れるものを増産するので重宝しますがこちらからすると溜まったものじゃないですね。
私が感じていることは少なからず宇多丸さんも骨身に感じているようで、直接的には何も言いませんでしたが、いつもはなんであれ最後に「是非劇場で見て下さい」を「駄作」と断じて締めていました。
私はそこで彼の作品を宇多丸さんがどう見ているのか決定的なものを感じ取ることが出来ました。
やんわりとした批評だったらネタにするつもりは無かったのですが想像以上に嫌悪感まるだしのレビューだったので書かせていただきました。