めぐめぐのブログ4杯目

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鬼滅の刃のモヤッとしていたところが言語化されてスッキリしました

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いつも楽しく見ているレビュー(主に映画)チャンネルなのと鬼滅の刃にどっぷりではなかったので30分の長尺な動画でしたが見てみました。

結論とすれば自分がモヤッとしていた部分が言語化された明確化したレビューでスッキリした感じです。

鬼滅の刃は良くジャンプ作品の良い所を作品に積極的に取り入れた作品と言われています。それは作品作りとしては至極真っ当なのですが決して良いところだけと言うわけではなかったと思います。

例えば炭治郎は体力的、技術的には周りの助力を貰いながら大きく成長しましたが精神的な成長は無く終わりまで「炭治郎の行動や思考は常に正しい」事として描かれています。ここは振り返るとドラゴンボールの悟空に近いものを感じます。バトル漫画としてドラゴンボールでは不要の要素だったと思いますが鬼滅でも不要だったかは議論の残るところです。

また、レビュー内でも指摘されていますが元々禰豆子の為に鬼を追う目的がいつの間にか殲滅のほうが主眼になってしまい、禰豆子は物語の根幹とは外れたところで人間に戻っているように見えます。

終盤の次々と主要キャラが倒れていく熱い展開の中では組み込み難い部分だったのかも知れませんが、やはり炭治郎が強く関わる部分での人間への回帰が見たかったのは私の思うところです。

この辺り、作者は初めての長期連載で終盤の構成をまとめ上げるために相当苦慮されていたと思います。そのフォローを集英社の編集者たちは出来ていたのだろうか。とても懐疑的です。

歴代編集が集まってドヤっている場合じゃないぞと思います。集英社、少し浮かれているよね・・・。

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ほか、突っ込まれているところは大体同意ですがそれでも作品の勢いと初めての長期連載作品として考えると十分完成度の高い作品だと思います。悪いところは全部分かっているはずの集英社編集部のせい。

手放しでこの動画に同意していますが一点だけ余計だなぁと思ったこと。

「俺の考えた理想の終盤」あれはマジ要らない。

今後も映画を中心に様々なレビューを楽しみしています。