めぐめぐのブログ4杯目

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原稿用紙一枚感想「ヴァイオレット エヴァーガーデン 劇場版」

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TVシリーズのフィナーレを飾る少佐との再会を描く完結篇。

TVでは散々泣かされたてきましたが今回も開始5分で既に涙腺が緩んでおりました。

今回は本軸の「愛してる」の決着とは別に導入及びエピローグのナビゲーターとしてヴァイオレットに興味を持った少女の追憶と難病に侵された少年の終活をエピソードに織り交ぜていました。

既に過去の話として第三者視点でのそれからを描く事で物語の終わりを強く象徴出来たことと、少年の死に携わりつつも最後は看取れなかった「思う通りにはいかない」現実を挟む事で一旦は少佐を諦める決意を固める流れが無理なく出来ていたと感じました。

個人的には少女的なハッピーエンドではなく大切な人はもういない現実を受け入れつつ、彼が与えてくれた人間らしさを大切にして今を強く生きていくでも良かったのではと思いますがそこは人それぞれですね。

そんな訳でヴァイオレットエヴァーガーデンと言う物語としてほぼ申し分無かったと思います。

作画カロリーは他作品に比べると決して高くは無かったと思いますが演出と演技が高レベルだったのでむしろ終幕としてはうまく噛み合っていたと思います。

映画作品なのでそちらの方面でも少しだけ

映画作品としてみた場合、

・TV前提なので圧倒的に足りない情報量

・TVで組み上げられた自動涙腺崩壊装置があっての演出

・シナリオに至っては死んでいたと思った少佐が実は生きていてすったもんだがあったけど結局結ばれましたという、ち・・・シンプルな話

下手をすれば何が良かったのか分からずじまいで不満しか残りません。

間違っても劇場版だけ観に行ってはいけません。せっかくの京アニクオリティを堪能したいのならTV版もしっかり観ていきましょう

 

amzn.to